仕事辞めたい…でも辞めた後が不安で踏み出せない
目次
「仕事辞めたい…」


先輩〜…うち、もう仕事辞めたいわ…

急にどうしたの?

もう…家でも病院でも怒られてばっかりやねん。子どもは保育園でしょっちゅう熱出すし、朝も夜もバタバタやし…なんのために働いてるんかわからんくなるねん…

そっか…。だいぶしんどそうだね。ちゃんと寝れてる?

寝れてへんよ!朝はギャン泣きで始まるし、夜は子ども寝かしつけたらうちも気絶してるもん。もう、毎日が限界ギリギリやねん

じゃあ、いっそ辞めてもいいと思うよ?

えっ…? いや、そう思うねんけど…でもな、辞めた後が怖いねん。うち、旦那ともお金の話ちゃんとできてへんし…次の職場見つかるんかも不安で…

なるほど。それは“辞めること”そのものが問題なんじゃなくて、“辞めた後”に不安があるんだよね

そうそう!だから踏み出されへんねん…。もうどうしたらええかわからんわ…
辞めたい理由、不安の正体とは?

じゃあ今日は、ももの話を聞いたうえで、何に不安を感じてるか整理してみようか

うちが?えー…なんか漠然としすぎてるんやけど…

いいよ、思いつくままでいいから言ってごらん

うーん…まずは、お金やな。うち、貯金ほとんどできてへんし…収入なくなるの怖い

うん、それ大事だね

あとは、次の職場見つかるんかも心配やわ。ブランクあるし、ワンオペで時間の融通も効かへんし…

なるほど、再就職や働き方に対する不安もあるね

あと…これは口に出してええんかわからんけど、辞めた後になって“やっぱ辞めんほうが良かった”って後悔するのが怖いかも…

それ、すごく大事な気持ちだよ。辞めるって人生の分岐点になるもんね。
じゃあ、いまの話を整理してみよう。今の悩みはこの3つかな。
🔍 整理されたももの悩みは主にこの3つ
- 辞めた後のお金が不安(収入・貯金・家計)
- 再就職や働き方の選択肢に自信がない
- 辞めてから後悔するのが怖い(自己否定・キャリア喪失感)
不安への処方箋:3つの安心策
1. 辞めた後のお金が不安なときの対処法

まずはお金の不安について。ももが“辞めたいけど不安”って感じる一番の理由だね

そうやねん。今の生活って、収入がギリギリの状態やし。貯金もちょっとしかないし、旦那に“辞めたい”って言うのも気が重い…

その気持ち、すごくよくわかるよ。でも、ここは感情だけじゃなくて、“数字”で見ておくと安心できる部分もあるんだ
✅ 家計の現状を「見える化」する
まず最初にやるべきことは、「毎月いくら使っているか」「最低限必要な生活費はいくらか」をざっくりでも把握すること。
- 固定費:家賃/保育料/通信費/ローン/保険など
- 変動費:食費/日用品/医療費/交際費など
スマホの家計簿アプリ(MoneyForward、Zaimなど)を使うと、3日くらいでだいたいの全体像が見えてくる。

なんとなく、怖くて見んようにしてたわ…

“見てない不安”は、“知れば解消できる不安”に変えられるよ
✅ 生活防衛資金を計算してみる
「辞めたらどれくらい生活できるか?」の指標になるのが生活防衛資金。
- 目安:最低限の生活費 × 3〜6ヶ月分
- たとえば、1ヶ月20万円なら → 60〜120万円
今の貯金が30万円なら、あと2ヶ月働いて貯めれば目安ラインに届くかもしれない。それだけで「辞めてもなんとかなる」と感じられる。
✅ 失業手当や給付制度を活用する

でも、辞めたらほんまにゼロ収入になるんやろ…?

雇用保険に1年以上入ってたら、失業給付の対象になるかもしれないよ。ももの場合、継続して働いてきてるから、条件クリアしてる可能性が高いね
- 【失業手当のポイント】
- ・雇用保険加入1年以上で原則受給資格あり
・退職理由により給付制限あり(自己都合で2〜3ヶ月後から支給)
・給付期間:通常90〜150日(年齢・勤続年数により変動)
・ハローワークへの求職申請が必須
他にも、以下の制度が活用できることがある:
制度名 | 内容 |
---|---|
職業訓練受講給付金 | 月10万円+交通費支給(訓練中) |
再就職手当 | 早期就職した場合に一時金支給 |
児童手当・子育て支援制度 | 辞めてももらえる公的手当(子ども1人当たり1万円~) |

“辞める=ゼロ”じゃなくて、“辞めても繋げる収入”は意外とあるんだよ
✅ パートナーとの金銭感覚・生活設計のすり合わせ
「辞めたら迷惑かけるかも…」と遠慮してしまう人は多いけど、**“夫婦の家計はチーム戦”**という認識が大事。

せやけど、旦那ほんま話聞いてくれへんし…

“一緒に考えて欲しい”って伝えるだけでも違うよ。やることは、収入減る中での“最低ライン”を話し合うこと。
たとえば、『月18万円でやりくりできるなら辞めてもいい?』みたいに数字で話すのがおすすめ
2. 再就職や働き方に対する不安への整理法

うちはブランクもあるし、次の職場でやっていけるか自信ないねん…

ももが思ってる以上に、“今のライフスタイルに合った働き方”って選べるようになってきてるよ
✅ 「今の優先順位」を明確にする
転職活動を始める前にまず考えるべきは、
- 「何を一番大事にしたいか?」(例:子どもの時間、健康、家族とのゆとり)
- 「何を犠牲にしてもいいか?」(例:通勤時間、給与など)
この“優先順位”が明確でないと、求人選びが軸なしになり後悔しやすくなる。
✅ 看護師資格の「強み」を活かす
国家資格である看護師は、働き方の柔軟性が非常に高い。
以下のような選択肢がある:
働き方 | 特徴 |
---|---|
非常勤(パート) | 時短・扶養内・曜日固定など選べる |
訪問看護 | スケジュール管理が比較的自由。土日休みも可 |
企業看護師(保健師) | 健康相談・デスクワーク中心 |
保育園看護師 | 子どもの成長とペースを合わせられる |

“看護師=病棟の夜勤”という思い込みを捨てると、見える世界が広がるよ
✅ 求人の探し方・相談の使い方

求人サイト見るだけで疲れてまうねん…

わかる。だから、信頼できる担当者がいるサービスを選ぶのがポイントなんだ
- 看護師専門の転職サイト(ナース人材バンク、看護roo!など)では、ライフスタイルに合う求人を紹介してくれる
- 「時短勤務」「扶養内」「託児所あり」など、条件で絞ってもらえる
【補足】「情報だけもらって相談だけ」という使い方もOK
3. 辞めた後に後悔するのが怖いときの向き合い方

やっぱり…辞めたあと、後悔するのが一番こわいわ。そしたら、うちは“我慢してた方がマシやった”って思いそうで…

“辞める”ことを“失敗”や“逃げ”って感じる人は多いけど、本当に大事なのは“辞めた理由”じゃなくて、“辞めたあとの人生”だよ
✅ 「辞めること」より「辞めたあと何をしたいか」
辞める決断のときにおすすめなのがこの問いかけ:
「辞めたあと、どんな生活をしたいですか?」
- 子どもと一緒に笑顔で過ごせる毎日?
- 朝イチで怒らずに登園できる生活?
- 自分の心に余白がある日々?
こうした**“未来視点のビジョン”**があれば、辞めた決断に意味が生まれる。
✅ 自己否定のスパイラルを防ぐ視点
辞めたあとにありがちなのが、「私は社会から脱落したのかも…」という感覚。

あるあるや…。なんか、働いてないだけで自信なくす…

でもね、辞める=離脱じゃないよ。一度休むのも、キャリアの一部。“立ち止まって考える”のも大事なスキルだよ
✅ 事前に「辞める理由」と「やりたいことリスト」を作っておく
- 「なぜ辞めるのか?」:職場の体制?時間的制限?体調?家庭?
- 「辞めたらやってみたいことは?」:子どもと過ごす、資格取得、副業、スキルアップ…

このリストは、辞めた後に“迷子”にならないための地図になるよ。手書きでもスマホでもいいから、残しておこう
「辞めたい」に向き合った結果

うち、なんで辞めたらあかんって思い込んでたんやろ…

“辞める=ダメ”って刷り込まれてる人、多いんだよ。でも本当は、“辞めることで守れるもの”もたくさんある

たしかに。うち、子どもにイライラしてしまう自分がイヤやった。家でも笑えんくて…このままやと、何もかも壊れる気がしてた

だから今、一歩踏み出すことを考えたんだよね。ももは自分と家族を守りたいと思ってる。すごく立派な理由だよ

先輩、うち…いままで“辞めたい”って言うことすら、罪悪感あって言えんかったけど…

それを今日、口にできたのは大きな一歩だよ

そっか…うん。うち、もうちょっとちゃんと向き合ってみるわ。“辞めたい”って気持ちに、ふたせんと向き合う。 そのうえで、どうしたいか考えてみる

うん。その気持ちを応援するよ。いつでも話聞くからね

無料相談もやっています!!気になる方はぜひ✋