神経内科病棟で働くとは?その魅力とリアルな体験談を徹底解説!
目次
神経内科病棟の仕事、どんなイメージですか?
神経内科の病棟で働くことになったけれど、どんな患者さんがいて、どんな看護が必要なんだろう…
そんな不安を抱えていませんか?私も10年前、初めて神経内科に配属されたときは、未知の世界に飛び込むような気持ちでした。特に神経内科は、患者さんの疾患や症状が多岐にわたり、一見難しそうに思える科目。
この記事では、神経内科病棟で働くことのメリットやデメリット、私の経験談を交えながらリアルな仕事のイメージをお伝えします。読んだ後には、神経内科の魅力と働く具体的な姿が想像できるはずです!
神経内科病棟の基本的な特徴
神経内科病棟は、主に脳や神経、筋肉に関わる疾患を持つ患者さんが入院する場所です。
代表的な疾患には以下のようなものがあります:
- 脳卒中(脳梗塞や脳出血)
- パーキンソン病
- 筋萎縮性側索硬化症(ALS)
- 多発性硬化症
- 認知症
患者さんは自立度が低く、全介助が必要な方も少なくありません。リハビリを必要とする患者さんや、終末期医療に関わるケースも多いのが特徴です。
これらの特徴から、神経内科は看護師に観察力やコミュニケーションスキルが求められる科目といえます。最初は不安に思うことも多いですが、経験を重ねることで着実にスキルが身につく環境です。
神経内科病棟で働くことのメリット
① 高い観察力が身につく
神経内科では、患者さんのわずかな表情の変化や動作を見逃さない観察力が必要です。
例えば、私が担当したパーキンソン病の患者さんは、表情が乏しくなり言葉も少なくなっていました。しかし、「最近よく目をこすっていますね」と話しかけたところ、幻覚が見えるようになったけど、自分がおかしくなっているのかと思って話せなかったと話してくれました。その後、薬の副作用で幻覚が強くなっていることが分かり、医師の指示で治療方針が変わりました。
このように、患者も自分の変化に疑問をもっても話そうとしないことや看護師を気遣って遠慮することなどたくさんあります。
こうした細かい気づきが、患者さんの生活の質を向上させるのです。
② チーム医療の経験が積める
神経内科は、医師、リハビリスタッフ、ソーシャルワーカーとの連携が欠かせません。患者さんの退院後の生活まで見据えたサポートを行うため、多職種との関係が必須です。当然、他の職種がどのような役割を行っているか、どのような仕事を任せればいいかを知る必要があり、この経験は、看護師としての視野を広げる大きなチャンスになります。
③ 患者さんとの深い関係が築ける
神経内科では、入院期間が長い患者さんが多いのが特徴です。そのため、患者さんや家族と深い信頼関係を築くことができます。
ALSの患者さんのご家族から「あなたのおかげで前向きに過ごせています」と感謝の言葉をいただいたときは、この仕事を選んで良かったと心から思いました。
④ 専門知識が豊富に身につく
神経内科は複雑な疾患が多い分、学ぶべき知識も多岐にわたります。しかし、その分得られる知識やスキルも充実しており、専門看護師や認定看護師を目指す基盤が整いやすい環境です。
神経内科病棟で働くことのデメリット
① 精神的な負担が大きい
神経内科では、進行性の疾患を抱える患者さんや、改善が見込めない場合も少なくありません。そのため、患者さんやご家族の心理的ケアに加え、看護師自身が感情的な負担を感じることがあります。患者は、病状が悪化していく事への不安を一生抱えて生きていくため、その不満のはけ口が看護師になることも少なくありません。患者の攻撃的な一言が看護師を追い詰めることもあります。
② 看護業務が体力的にハード
全介助が必要な患者さんが多いため、体位変換や移動介助など、体力的に負担が大きい業務が多いのも事実です。特に夜勤の際、患者さんの不穏状態に対応することが重なり、体力が尽きてしまったこともありました。
③ 高度な知識が求められるプレッシャー
神経内科では、疾患に応じた専門知識や観察力が必要とされます。入職直後は、新しい用語や治療法に圧倒されることもあります。しかし、少しずつ学んでいくことで自信を持てるようになります。
神経内科はスキルアップに最適な環境
神経内科病棟は、患者さんの細かな変化に気づく観察力や、チーム医療のスキルを高める場です。一方で、精神的・体力的な負担もあるため、自分自身のケアも大切です。
「自分でもできるかな」と不安に感じている方もいるでしょう。しかし、私自身の経験から言えるのは、神経内科は看護師として確実に成長できる科だということです。患者さんとの信頼関係を築きながら、一緒に成長していける環境です。ぜひ、自信を持って一歩を踏み出してください!
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